リエコの手帳

趣味と暮らしの覚え書き( ◠‿◠ )

【ジュエリーの見方】の見方

我が家は平均的な暮らし、即ち世帯年収で言えばちょうど平均値くらいなので庶民というカテゴリに属する人間であると言えるでしょう。

 

庶民がジュエリーを購入するに当たり、一番大切なのは知識だと強く感じます。


そして庶民がジュエリーの趣味を続けてい上で大切なのはやりくり貯金、これができる事で余裕が生まれ、失敗を最小限に留めることができます。(失敗も糧になるけどね!)


そうして趣味を楽しんでいく上で身についてくるのは経験センスであり、これが身に付いてくる頃には随分とお買いものが上手くなってきている事でしょう。

 


今日はこの三項目のなかで知識の部分をどのようにしているのかのお話をしてみたいと思います。


(尚、その他二項目に於いて、私はまだまだ未熟につき精進して参る所存であります。)

 


知識を蓄えていく上で大切なのは平たく言えば勉強ですが、私は勉強が超嫌いなので楽しみながら身につく物でなければそれ自体難しいと感じています。


教科書のように思っている書籍は沢山あるのですが、その中でも色石(サファイアやエメラルドなど)を選びたい時に引っ張り出してくるのはこの書籍、ジュエリーの見方です。

f:id:riekoh:20210109224025j:image


しかしこの本、最初手にした時は専門用語が多くて、パラパラーっと写真を見てソッ…と本棚にしまいました。


勉強嫌いの私には、ちょっととっつきにくかったんですね。


この書籍の概要は、さまざまなジュエリーの格付け(写真つきだから愉しい!)と、それに付随するジュエリーの豆知識です。

 


価値のあるジュエリーとは何かがわかりやすく紹介されているのですが、結構細分化して紹介されていて、


・ある指輪は宝石も金属も本物だが、どの程度の価値があるのか?
・ある指輪は本物であり石の質も悪くないが、デザインが価値を下げている


など、様々な角度から格付けがされています。

 


そのため、自分が所有しているジュエリーが市場価値に照らし合わせるとどの程度の品物なのかを知ることができますし、

 

今後どのようなジュエリーを買うのか、または欲しいジュエリーが本当に適正価格なのかを想像する事に随分と役に立つと思います。

 


冒頭に述べた『色石を選びたい時に引っ張り出してくる』ですが、


この本には、色石を価値ごとにカラーチャートのように紹介しているページがあるので感覚的に掴みやすいところが気に入っています。

f:id:riekoh:20210109224112j:image


もちろん、色石の人工的な処理に関する記述や、産地についての言及もあるため、全く初めてだがサファイアが欲しいとか、そう言った方の為にも役に立つ書籍だと感じます。

 


例えば、欲しいサファイアがあるとします。


サファイアの産地が明確な場合は、その産地について調べます。


次に人工的な処理はされているのか、または全くの無処理か、処理がされている場合はどの程度の物かを調べます。


(例)サファイアの加熱処理は私は許容範囲ですが、サファイアの含浸処理の場合はジュエリーとしてではなく、アクセサリーとして楽しめそうな品物であれば許容範囲と考えています。(尚、この許容範囲というのは人それぞれだと思います)

 


次に色味を調べます。

カラーチャートと照らし合わせジェムクオリティーであれば、市場価値が高く、実際の販売価格も高額でしょう。


(※カラーチャートはサファイアだけでなく、ダイヤモンド、ルビー、エメラルド、翡翠が掲載されています)


私の場合は、見た目の美しさが大変気に入った場合、その石がジェムクオリティでもなく、ジュエリークオリティでもなく、


アクセサリークオリティーで、充分なサイズがあり(1ct以上)、処理は一般的な加熱処理か無処理、価格がリーズナブルであれば掘り出し物と捉え購入を検討する事が多いです。


色石は見た目の色の濃さや透明度が高ければ市場価値が高く、薄い色の石は見向きもされないことがある為、外観が美しく大粒であっても価格が安い場合があるのです。


そんな石が私の好みと合致しているのであれば、大粒をリーズナブルな価格で楽しめる為、超ラッキー!ですね。

 


そういう石に出会った場合、知識が少なかった時は、


『何故こんなに大粒で綺麗なのに安いのか…?偽物?』


などと悪戯に苛まれる事が多かったのですが、


こういった知識がついてくると、安い理由を理解・想像しやすい為、

自信を持ってお買い物ができる事が重要なポイントであると思います。


例えばこの本が無くとも、宝石商の主人と仲良くなればそう言った面も正直に教えていただける為大変勉強になるのですが、

時に宝石商の主人が外国人の方だったりする時は、言語の問題で意思疎通が難しくなりますし、

インターネットでの買い物など、店主の顔が見えづらい市場での宝探しには、知識はあって損がないと言えます


尚、もしご自身がハイジュエラーで三桁の品物を気軽に買える状況でしたらこのような知識は殆ど必要ないとも言えます。

 


しかし、びっくりした事があります。


それは、デヴィ夫人が膨大な知識の持ち主だという事です。


『周りのお友達はハイジュエラーの宝石ばかり購入していたけれど、
私は自分の目を信じて、ハイジュエラーやノンブランドに拘らず、よい宝石を迎えるようにしていたわ。
そうして来たからかしら、私が所有しているジュエリーは購入した時よりも価値が上がっているのよ。』


と、語っていました。


彼女のように沢山の資産がある方も、本当に良い物に出会う為には知識は必要不可欠なのだなぁと強く記憶に残っています。

 


今回のお話に出てくる書籍、私が教科書のように愛用しているこの本、


\ 2400円+税 /


ちょっと高いなって思ったんですけど、購入して本当に良かったと思います


ジュエリーの趣味を楽しんで続けていくなら、自信を持っておすすめできる教科書のひとつです( ◠‿◠ )