リエコの手帳

趣味と暮らしの覚え書き( ◠‿◠ )

ブランドジュエリーVSノーブランドジュエリーみたいな話題。

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しばしば話題に上がる、ブランドジュエリーVSノーブランドジュエリーというトピックス。

ジュエリー好きが集まる掲示板でも婚約指輪について情報交換をする掲示板でも、この手の議論を良く見かけますので、多くの方が気になるところだと思うのですね。

私の場合は宝石が趣味なので、どう考えているのか結論から申し上げると…

どっちも大好物です)^o^(

ハイブランドのジュエリーは品物のクォリティが一定である事が多く知識がなくても綺麗なジュエリーを購入できますし、何より美しい店内でシャンパンをいただきながらお買い物ができるような事になれば夢のようです。

ノーブランドのジュエリーは、ラグジュアリーな空間でのお買い物ではないことが殆どで、場合によっては多少の宝飾の知識が必要ですが、ハイブランドには出回らないような面白い石に出会える事がとても楽しく、お手頃に良いものを購入する事ができます。

 

ですのでどちらも大好物なのです。

私の感覚でいえば、どちらが優れているとか優劣をつけるものでは無いと感じているのですね。

 

例えばブランド派の意見だと、ノーブランドはクズ石であるとか、造りが悪いなどという意見を見かけます。

クズ石という基準が「宝石市場の物差しで測ればグレードが低い石」という意味であるなら事実である場合もあるでしょうし、もしそうであっても無処理で見た目の印象がとても美しい場合、それは本当にクズ石と呼ぶべきでしょうか?

それに、ノーブランドでも格安店という位置づけでなければ、グレードが高い石も取り扱っている事が殆どです。

造りが悪い点で言えば、ブランドのジュエリーでも数百万円までの品は鋳造の大量生産品ですから、ノーブランドとそう変わらないものも存在してしまっているのは有名な話です。(全てでないにしても、ブランドはデザインのバランスは良いものが多いので、美しいなあと思える品が多い事実には凄みを感じます。)

 

また、ノーブランド派の意見は、ダイヤモンドやカラーストーンはどこで買っても同じ、ブランドは店舗費や広告費を上乗せしているのだからそのぶん無駄であると言うような内容ですが、はたしてそうなのでしょうか?

宝石の流通というものは独特で、特にダイヤモンドについてはD社が地球上のダイヤモンドの価格や流通をコントロールしていた歴史から見て取れるように特殊な世界です。

宝石市場の基準で素晴らしい石ほど優先的にブランド店へ流れていく、そういう傾向がある事は容易に想像できますし、ブランドは自社で宝石のカットを手掛けている会社が多い事からも、ハイブランドのジュエリーが高額な理由は店舗費や広告費だけの影響ではない事を伺い知れると思います。

質のいい原石を自社で最高のカットを施しているなら、ダイヤモンドもサファイア美しいに決まっていますよね。

その点、ノーブランドはすでにカットされている石を扱っている(稀に自社でカットをされているところも存在しています)ので、流通されている中から良い石をピックアップしてジュエリーにするというプロセスを踏んでいます。ですから、ノーブランドであれば店主の目(又は買い付け担当の方の目)が非常に重要になります。

このように、同じように宝石を販売しているお店にも関わらず、蓋を開けてみたら全く違うスタイルな為、一直線上で比べるようなものでもないと感じているのです。

 

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もしどちらか選ばなくてはならないのならば、幾らで何がほしくて、どのような体験をしたいか、それを基準にして決めたら良いのだと思います。

 

例えば、婚約指輪のお買い物でいうなら、

・35万円の予算でラグジュアリーで素敵な体験をしながら婚約指輪を購入したい→ブランドへ

・35万円の予算で出来るだけ大きな婚約指輪を購入したい→ノーブランドへ

・婚約指輪が似合わなくなったら将来リフォームをして長く使いたい→ノーブランドへ

ティファニーの婚約指輪が憧れでした→ティファニー

・ハリーの婚約指輪が憧れでした→ハリーウィンストン

・歴史ある日本のジュエラーでお買い物をしたい→銀座和光はいかがですか?

・資産になるようなダイヤを買いたい→GRAFFで3ct以上の一粒石をどうぞ

・オリジナルのデザインで婚約指輪を誂えたい→ノーブランドへ

 

このように、購入者(購入者の婚約者?)の好みでどちらか決めれば良いのです。

 

もし私だったら…

どれだけ予算があってもノーブランドにしてしまうと思います。

やっぱりちょっと、ブランドはもったいないと思ってしまうんですね。

 

例えば、

ブランド店では予算100万円1ctのダイヤモンドを購入する事ができません。

ブランド店で1ctのダイヤモンドを購入するには、グレードによる上下を加味しても200万円から300万円の予算が必要です。

しかし予算が100万円あれば、ノーブランドであればグレードを調整した上で根気よく探せば2ct近いダイヤモンドを購入する事ができます。もちろん肉眼で見て透明感や輝きが良い物です。

予算が例え300万円あっても…いや300万円もあるならば、私は2〜3ctのダイヤモンドをノーブランドで探すと思います。

もし、予算が2億円!あるなら…GRAFFでダイヤモンドを買うと思うけれど、日常で2億円のダイヤモンドを身につけられないから2億円のダイヤモンドは金庫にしまって、きっと数百万円の日常使いのダイヤモンドをノーブランドで探す事でしょう。

こんな風に、私の場合はブランドへの憧れや拘りがない事と、ラグジュアリーな空間で時間を過ごす事はレストランやホテルでも叶える事ができると考えている為、上記のような考え方でいる訳ですね。

 

皆さんはいかがでしょうか?

やっぱりジュエリーが好きな方ほどノーブランドのジュエリーもよく見ているのではないかなーという感じがしています。

 

宝石の価値って、爪楊枝で突いたようなほんの小さな黒い点がただ一つあるのかないのかでガクッと価格が下がる世界。

私なら、その黒い点以外のところがどちらの石も同じほど美しいのならば、迷いなく黒い点がある方を手に取って必要な諭吉さんの人数を少なくするでしょう。

 

ただ、こんな場合はご注意を。

先程ノーブランドは店主や買い付け担当の目が大事と書きましたが、

爪楊枝で突いたような黒い点の存在を隠していたり、実際の価値より凄く良いもののように説明してくるようなところは信用してはいけません。

このようなお店って、いまだに意外と沢山存在しているようなので注意が必要です。

こういう時の為に、ルーペで石を見る事に慣れて、買いたい宝石について色々と調べておくと安心です。

それは目利きができるようになるとか、そこまでのことは必要がなく、インターネットで調べることができる程度のことでも十分役に立つでしょう。

 

(おしまい)

 

 
 
 
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