前回までのお話
え???
住むためには、絶対に先にキッチンの入れ替えをしなきゃならないし…?
でもキッチンと外壁はいっぺんにやれないし…???
そう困惑している私に、外壁塗装の業者さんは言いました。
「うちがいつも一緒に仕事をしている協力会社が幾つかあるのですが、そこにキッチンやレンジフードの取り付け工事をやらせる事もできますよ。多分コーナンさんと同じくらいでできると思います。
今回の修繕全体をうちに任せて頂けるなら、諸経費も一発で済むので節約になりますし、水回りをやる業者も設備屋もいるので、希望されている工事は全てやれると思います。もし良かったら、そのような見積もりも出しましょうか?」
そう言う方法があるのかと、思わず目から鱗が落ちました。
また、このようにも言って頂きました。
「心配されていた玄関脇の木の抜根も、お風呂のタイルの修繕もまとめて工事ができると思いますよ。」
この時はまだ、玄関脇の木についても植木屋さんに何軒か問い合わせているところで、お風呂のタイルなんかはどこに問い合わせたら良いのか皆目検討もつかず、やり取りをする相手の人数があまりに多い事に挫けそうになっていました。
中には話が通じない感じの業者さんもいますし、足元を見てくるような雰囲気の方もいるので、常に気を張って遣り取りをせねばならない事に限界を感じ…。
そのような多方面の工事を予算内でまとめて下さるなら、私にとってこれ以上のことはありません。
「一度具体的なお見積もりを頂いてもよろしいでしょうか。こちらとしては、予算内でできなければ売却するしかないという金銭的な事情がありますので、予算内でまとまる可能性があるのなら大変興味があります。
恥ずかしながら、セルフリフォームの材料費も含め、全部の予算は300万円しかありません。セルフリフォームの材料費を考えたら…なんだかんだで残りは250万円程度でしょうか…。外壁の工事も含めてその予算は少な過ぎることは承知です…。」
「まあ、壁や床の工事はご自身でされるなら、什器の代金と取り付け工事だけですから、予算内でできそうですけどねー、どうかなあー。一度、協力会社に現場を見てもらって状況を確認する必要がありますがいかがですか?」
「ありがとうございます。一円でも安くできるところを探そうとは思っていないんです。安くてもいい加減な工事をするところもあると聞きますし…。今回、予算内で全て引き受けてくださるなら、是非お願いしたいと思っております。現場を見ていただき、詳しいお見積もりをお願いします。」
このように事が運び、具体的なお見積もりをいただく流れになりました。
そうして設備屋さんが空き家にやってきました。
雰囲気は、お笑い芸人イグジットのかねちーみたいな感じのお兄さんでした。
かねちー↓
エアコンの台数と室外機を確認し、照明の箇所と数を確認、換気扇などもチェックし写真を撮っておられました。
「エアコン…今家で使っているのを移設するならだいぶ費用が浮きますね。外壁塗装の足場を組んでる時にやっちゃうので、高所作業費もかからないっす!」
ベランダ脇の変なスペースに洗濯機置き場を新設できるかを伺うと、
「給水排水管は専門じゃないんで違う会社が見にきますけど、ここならドラム式も置けそうですけどね!」
帰り際、玄関横に放り出された洗面台をみて、
「もしかして自分でばらして搬出したんすか?!」
気づいてもらえて、なんか頑張って良かったなと思いました(涙)
洗面台の設置面の壁がカビだらけだったので、入れ替える前に掃除をしなくちゃとバラしたんですよ。
こう言う流れになったのならと、予算が許すならどこかに見積もりをして貰おうと思っていたリフォームを、この機会に一緒に聞いてみることにしました。
一つは、畳が敷いてあった部屋をフローリングの部屋にするための下地作り(フローリングは自分で敷く)と、リビングにする予定の部屋にある押入れの撤去(壁と床の仕上げは自分でする)です。
実は絶対に費用が足らないと思っていたので、畳の部屋は自分でスタイロを敷き込んで、厚めの合板を貼って下地処理はおしまいにしようと思っていたし、押入れは絶対に要らないけど、諦めるしかないと思っていたんですね。でも一か八か、見積もりを取って頂く項目に、この二つを差し込んでみたと言うわけです。
該当の押し入れとは図面に青でマークしたところです。
奥の洋室をリビングにしたいのですが、ここに青でマークした押し入れがある事で、どう考えてもソファーの正面にテレビを置けません。
押し入れとクロゼットと窓、全ての壁に何かしらついている為、部屋作りが困難な間取りと言えます。
この押し入れがなくなったら、押し入れの壁にソファーの背をつける形で、なんとかリビングらしくなるのではないでしょうか。
続く…
↓友人と友人のお嬢ちゃん、そしてそのお友達までもがお手伝いに来てくれました!