本日は碧洋のハートのお話をしましょう♡
写真のネックレス、どこかで見た事がおありではないでしょうか?
そう、映画タイタニックに出てくる重要なアイテム、ブルーダイヤモンドのハートのネックレスです。
1912年4月、北大西洋上で沈没した豪華客船タイタニック号…
その実話をベースに制作されたジェームズキャメロン監督による映画タイタニックは、今から25年前(!)に日本でも大ヒットした事を覚えておられる方は多いのではないでしょうか^^
公開当時、配給会社20世紀FOXより、映画のキーになるブルーダイヤモンドのネックレスのレプリカが発売されました。
海外では映画と同じサイズのものが、日本では映画よりだいぶ小ぶりなものが発売されましたが数量限定、当時のものを今求めるならばオークションやセカンドハンドで探すしかありません。
写真のネックレスは、Anderson Evans氏によるお品です。
Oceanheartfan - Etsy Australia
ウェブサイトのプロフィールに書かれた肩書きのような物は、タイタニックのファンだという情報くらいしかなく、その上このネックレスは年に数本しか販売されていないようで、非常に謎めいておられます。
でも品物を実際に見る限り、プロの仕事がなされています。細かな石留めを見れば判ります。完璧です。
私がこの作品に興味を持ったのは、ジュエリーとしての魅力だけではありません。
この中央にぎらりと輝く巨大な合成サファイアを、どうしてもこの目で確認せねばならないと思ったからです。
これまで合成サファイアやモアッサナイトなど、合成石に本気で興味を示したことはなかったのに、Anderson Evans氏のインスタを遡れば遡るほど魅了されてゆく…
合成サファイアはどんなものなのか、試しにFOX公式日本版の小ぶりな合成サファイアを手に入れて観察したところ、その美しさの虜に…。
↓FOX公式日本版。メルカリで譲って頂き、チェーンは改造しました。
やはり映画と同じサイズの合成サファイアを観察してみたい!と、好奇心が大爆発‼︎‼︎
このタイミングで、私の誕生日に何か買ってあげようと母からの申し出がありました(゚ω゚)
こんなチャンスは今までに無い、非常に珍しい事でしたので、元町の宝石店や表参道のアンティーク時計店など色々と見て回りましたが全く欲しいものがない…
去年頃から物欲がスンと落ち着いてしまって、今年は手持ちのジュエリーのお直ししかしていない…そんな状況ですから、本当に欲しいものが見つからないのです。
そこで出てきた、巨大な合成サファイアを観察してみたいという珍妙な知的好奇心…この知的好奇心をどうにかして満たしたい…満たして良いものなのか⁉︎
母がくれたせっかくのチャンスに、見て楽しむだけのものを選ぶのはどうなのかと…大変に躊躇したのですが…
やっぱり興味が抑えられなくて、こちらのネックレスを贈ってもらう事に決めました(^O^)
ベルベットの箱を開けて感動…。。。
この世の物とは信じ難い程に美しく、見詰めていると吸い込まれてしまいそうな碧洋のハートが煌めいています。
ぎらり、とも違う…キラリ、とも違う…
それは人間の言語では表現できないような世界…。
幻想的で有機的な素晴らしい煌めきに、あっという間に意識が取り込まれてしまうような、そんな石でした。
販売者のAnderson Evans氏は、このタイプの石にはあまり出会えないと言及されており、人工物であるはずの合成サファイアも個体差がかなりある、製造過程が同じでも皆同じ品質にならないという事のようでした。
調べてみると、合成サファイアは幾つかの製法があり、時間はかかるけれど天然サファイアに限りなく近いものを作る方法や、できる限り早く作れるけれど外観のクオリティは低めな方法など様々あるようです。
参考・合成サファイア↓
サファイアシリーズ第1部:サファイアと合成サファイアー入門編 | リサーチ&ニュース
この合成サファイアがどの製法で作られ、価格的にはいかほどの価値があるのかは一切不明ですが、そんな事はもうどうでも良くなる程、ただただ美しいのです。
言葉を失うほどに美しい首飾り…いつまでもいつまでも見詰めていたくなります…。
ネックレスとして使用するには、小柄な方にはかなり大きめ、私のような大柄の女性でギリギリいけるサイズですが、
それ以前に着用するのが勿体無く、ただ手のひらに乗せて見詰めていたい、そんな美術品のような作品なのです。
あなたの手のひらに、碧き海の心を。
あの碧の世界を捉えたら…夢の中へ…。
(おしまい)
[追伸]
お家のリフォームの記事が止まったままになっております…
というのも我が家の人間がコロナに感染して回復、その後キッチン取り付けの職人さんが発熱…などあり、セルフリフォーム箇所も職人さんにお願いする工事もストップしております〜。
こればっかりは仕方がありません(´ー`)
少し加筆したいなーと思う事もありましたので、リフォームが動き出すまで一旦リフォーム記事は非公開にしてあります。
(セルフリフォーム箇所と職人さんの工事は別にというか、もう少し分かりやすく時系列にまとめたいなーとも…)
楽しみにして下さった皆さん、もう暫くお待ち下さいませ〜(^O^)