リエコの手帳

趣味と暮らしの覚え書き( ◠‿◠ )

もしも婚約指輪をアップグレードするならば…。思いの全てを叶えることにして、夫に伝えることだろう?

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婚約指輪…。

それは、最愛の恋人が頬を赤らめ、はにかみながら取り出した小箱…きらりと光る指輪と共に囁く永遠の愛…。

そういったロマンティックな思い出が詰まった、美しく愛おしい指輪である…。

そう思う方もいらっしゃれば、思わない方もいらっしゃるでしょう。

我が家のケースも…いや、私が夫になる男性から婚約指輪を受け取った際の思い出もこんな感じとはだいぶ違うものでした。

私が結婚が決まった時のエピソードはこのような…?????

 

彼「小田原の公務員試験を受けようと思う!」

リ「おお!良いね!」

リ「そういえば私、もう30歳を過ぎてしまったから、そろそろ結婚しなくちゃならないんだ…君はまだ若いから小田原で頑張ってくれ!私はこれからお見合いをするよ!」

彼「えっ!!な…なんだ?!結婚??」

リ「うん、もう直ぐアラサーですらなくなっちまう…だから今のうちに結婚しないとなんだよ。だからお見合いをしようと思うんだ。君はまだ若いから結婚する気はなくて当然だ。小田原では頑張ってくれよな!!」

彼「は!!あっ…いや結婚しよう僕と!」

リ「えっ?そう?じゃあしよう、今年しよう!」

彼「え!!今年?!結婚式とかそういうのは?!」

リ「うむ、結婚式を挙げるお金も呼ぶ友達も今から準備するのは大変だから(不可能だから)なくていいよ、私はキャンドルサービスやお色直しには一切の興味はないからね、一応婚約指輪だけ買ってくれたら大丈夫だよ。」

彼「一応婚約指輪だけ買えば良い?」

リ「そうそう、とりあえず婚約指輪だけ買えば良いのだよ。あとは紙に名前を書くだけだから難しい事はないね。」

彼「そうか!婚約指輪を買って紙に名前を書くだけだ!」

リ「そうそう、婚約指輪も何もティファニーとかそんな凄いのじゃなくて良いから、1カラットっていうサイズのダイヤモンドを買えば良いだけだよ。簡単だよ。」

彼「おお!ティファニーじゃなくて良いんだ!」

リ「私は名より実をとるからね、ティファニーじゃなくていいんだ。1カラットだよ?」

彼「わかった!」

(この後小田原を含む全ての公務員試験に落ちました)

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っていう感じだったので、良くあるロマンティックなプロポーズとは可成り趣の違うものではありました。

このようにして贈られた婚約指輪は約束通り1ct、いや1.2ct、枠はお店で選べる一番安いものに決定…!所謂ソリテール枠(立て爪の枠)で指輪を拵えて貰いました。

お店は小さな宝石店で、寂れてしまった商店街にぽつ…とあるような、知ってる人でないと入れないお店…私はここで独身の頃からお買い物をさせて頂いていて、婚約指輪を探す際もこちらにお世話になったという事です。

この時選んだ、というかこの時私達が購入することができた唯一のルースは27万円、グレードも婚約指輪としてはギリギリセーフな感じですが、アイクリーンな個体で1.2ctという重量がありました。

このルースに一番安い枠をつけたら…偶然にも当時ゼクシィに載っていた婚約指輪の平均価格、35万円になった事を良く覚えています。(それだけゼクシィを熟読していたという事でしょう?)

こういった、当時の情景がありありと思い出されるなような大切な婚約指輪、もしもアップグレードができるのならば、さあどうしましょう?というのが本記事の趣旨でございます。

 

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婚約指輪のアップグレードとはなにか?

私はよく海外のウエディングサイトを読むのですが、こちらは日本国内のウエディングサイト(例えばゼクシィなど)よりもダイヤモンドの指輪についての情報量が莫大で、ダイヤモンドの指輪について知りたい情報があれば、大体の情報を見つけられるようなサイトです。

こちらでちらほら目にするのが、婚約指輪のアップグレードという文字、私達日本人には思い付かない概念ではないでしょうか。

どうやら、欧米人にとっての婚約指輪は一生に一度発生する記念品ではなく、婚約時に学生だったりで資金面に余裕がなかった場合等は積極的に買い替えていく、これは比較的よく行われる事という感覚があるようなのです。

ベッカムさんちは婚約指輪15個目ですってよ奥様!

それも企業が後押しするような側面もあり、米国のティファニーでも婚約指輪のアップグレードキャンペーンをやっていたりするようなのです。

このタイプのキャンペーンの多くは、購入した婚約指輪より高い婚約指輪に買い換える場合は購入時の金額が保証され、買い換えたい指輪との差額だけ支払えばよい…

みたいな感じのシステムらしく、それなりのサイズのダイヤモンドは価格が落ちない(落ちにくい?)事、枠から外された石はまた市場に還流される仕組みから、こう言ったサービスが成立するようです。

このように指輪自体をそっくり買い替えてしまうアップグレードだけでなく、元の指輪からダイヤモンドだけ取り出し豪華な枠に入れ替えたり、元の指輪は右手用のリングとして使用し、左手薬指には新たに豪華な指輪を買い足す…だったり、婚約指輪のアップグレードには様々な形があるようでした。

 

もし皆さんが婚約指輪のアップグレードをされるならどのような手法をとられますか?

って聞かれても、そんな事を考えもしなかった方が殆どだと思うのでわからない…かも知れません。

でも私、このアップグレードって良い考え方だなぁと思うんですよ。

というのも、日本人の多くがそう認識しているように、婚約指輪というのは入籍する前、結婚を約束する際に贈られる指輪なのだから、入籍後に購入する指輪では婚約指輪とは呼べない…と言うのが私にはしっくりこないんです。

こういう考え方ですと、入籍する前に何もかも完璧でなければ勝たん!みたいな事になっちゃうんじゃないかなぁと、結婚が非常に息苦しくなってしまうなぁと感じるんです。

例えば結婚する際に資金面でもの凄くタイトであっても、生活を共にし様々なモノやコトを築いて行ける、そんな二人であれば直ぐにでも結婚するべきでしょう。

そんな二人が結婚を決めたタイミングで、資金面で婚約指輪を買うことが躊躇われた場合、結婚後に余裕を作ってから婚約指輪を購入することになんの問題があるのでしょうか。

この場合、購入しないのではなく、控えめな価格帯のダイヤモンドの指輪を購入するケースもあるかと思います。その控えめな指輪が似合う手から年齢を重ね、もっとボリュームのある指輪が似合うステージに来た際に、今の自分にしっくり来る指輪をあつらえる事になんの問題があるのでしょうか。

また、婚約の際にたっぷりと資金がある場合であっても、一生に一度の婚約指輪と思ってしまうと相当に背伸びをしたお買い物をせざるを得なくなるでしょう。やはり一生に一度と思ってしまうと、最高に良い物が欲しくなるのが人間ってものですよね。

このように一生に一度の婚約指輪という概念は、確かにピュアで美しい雰囲気はありますが、結婚の準備を非常に窮屈にしてしまうだけでなく、楽しい思い出になるはずだった婚約指輪に纏わる記憶が、悲しくて思い出したくないものになってしまう、そんな危険を秘めてしまうケースも多いのです。

ですから私は、婚約指輪ってのはアップグレードするのも全然あるあるですよ〜!みたいなゆるい雰囲気って絶妙で良いなぁと思うんですよね。

いかがでしょう、皆さまはどう思われますか^^

 

私ならどうするのか?

私がもしも婚約指輪をアップグレードするのであればどうしましょう?

いやー困っちゃいますね、愉し過ぎて!!!!

ええとね…まずはやっぱりデザインですけど、今と全く同じデザインにすると思います。

なぜかといえば、私は左手薬指に結婚指輪と婚約指輪、右手に色石の指輪なんかを身につけることが多く、左手の婚約指輪は究極にシンプルな方がしっくり来ると思っているんですよ。

現在の婚約指輪はラウンドブリリアントカットの1.2ct、今は最初のソリテール枠から仕立て直しをして職人さんお手製のソリテール枠にセットし直されています。

結婚指輪の方は、最初は彫り留めのハーフエタニティでしたが、職人さんにダイヤモンドを足してもらって現在はフルエタニティです!

これがめちゃくちゃ気に入っておりまして、引っかかりもゼロだし回っても全面がダイヤモンドでノンストレスなのです。

この結婚指輪にピタっと合うのはやっぱりシンプルなソリテールかなぁ…と。

じゃあ何をアップグレードするのかというと、ダイヤモンドのサイズですね^^

現在の1.2ctから、1.5ct〜2ctのダイヤモンドにグレードアップできたら最高です!!!

やるからには色々考えちゃうし、上の方にも出てきたように一生に一度のアップグレードなんて考えちゃうと欲張りたくなるので、そこはそうは考えないように…。

取り敢えず4Cは低グレード系から攻めていく感じ(探しはじめる)で、焦らず良い石との出会いを待ちたいです。

具体的に検討を始めるならシュミレーションが超大事

先程、一生に一度のアップグレードなんて思わずにもう少し気楽に無理ない範囲から探そう…なんて言いましたが、とは言え失敗はなるべくしたくないものです。

ここで私が超大事にしているのはシュミレーション…!

シュミレーションというのは、希望するサイズのダイヤモンドとほぼ同一の石がとめられた、希望するデザインにそっくりなリングを日常生活で使ってみる、という事になります。

は??どうやって??って感じですが、これは私がちょいちょいやっててブログにも偶に書いている、イミテーションのリングを数千円で見つけて実際に使用してみるという技(?)です。

私がイミテーションのリングを探すときは、大体楽天Amazonですね。

キュービックジルコニア、婚約指輪などのキーワードで沢山のリングがヒットします。その中から、私なら二千円前後で好みのリングに近いものを探し購入してみます。

ここで注意というか、キュービックジルコニアのリングでもなぜか一万円以上するものもあります。今後、そのキュービックジルコニアのリングをアクセサリーとして使用する予定がないなら勿体無いので、より安価なものを探す方が良いでしょう。

例えばこのような商品です。

婚約指輪のアップグレードでは、大抵が今より豪華な外観のリングをお求めになると思いますので、つけてみたら意外に派手すぎて使えない…またはアップグレードしたのに意外とおとなしくて物足りない…そして致命的なのは、そもそも似合わないパターン…!!

この辺を回避できるのが、実際に着けて生活をしてみる事ができるシュミレーションのイミテーションリングなのです。

極端な例だと、ベゼルセッティングの小ぶりなダイヤモンドリングに慣れている方が、アップグレードで大粒のソリテールを入手された場合、結構使い勝手が違うというか、手捌きに慣れないとぶつけて不便に感じたり…そのような事も事前に知ることができますし、ダイヤモンドのリングを入手する前に使い慣れることもできるのです。

このシュミレーション用にポチるイミテーションのリングですが、結構いろんな種類があって、アクセサリーとしても可愛いですよ。

アクセサリーとして使うなら長持ちするシルバー925のタイプがおすすめです。

というわけで、私もこちらの超大粒ソリテールリングのイミテーションのリング、1500円のをポチってみようかと…?

リエコさん…!!あなたまさか…!!??

そう思われた方は鋭いですね…ちょっとインスタの方でお話ししましょうか…(コソコソ)

 

もしも婚約指輪をアップグレードで買い足した場合、オリジナルの婚約指輪はどうするのか?

この場合、米国だと売却してしまうこともあるようですが、余裕がある場合は保管しておいて自身の子どもが成長してプロポーズをする際(される場合も)などに託すこともあるようです。

欧州では代々受け継ぐ宝石があると言うことは名家の証だそうで、新しく宝石を購入するよりファミリーの宝石(家宝、受け継ぐジュエリー)を受け取れる方が良いということ、これに倣い、米国でも受け継ぐジュエリーから婚約指輪を得ることはいいこと、そういう風潮もあるって感じみたいですね。

海外のウエディングサイトで色々スレッドを見ていくと、受け継ぐジュエリーが欲しいから彼のママのダイヤモンドを貰いたいんだけどどう切り出せばいいのって相談があったり、彼のママの婚約指輪を受け継いだんだけどどうにも自分のものって感じがしなくて悩んでるって相談があったり、物凄く多角的な意見が飛び交うのを読むのも私の密やかな趣味ですw

私の場合はどうするかというと、オリジナルの婚約指輪も新しい婚約指輪もバランス良く使うので問題ないですね!!!!!

 

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「もしも婚約指輪をアップグレードするならば…。思いの全てを叶えることにして、夫に伝えることだろう?」

本記事の表題は、西田敏行さんの名曲「もしもピアノが弾けたなら」のオマージュでした。

私はこの歌を幼い頃から度々聴いていました。それは父が好きだった歌だからなのです。

優しい発声に乗せた、柔らかく穏やかなメロディー、でもどこか物悲しいようなメロディーが好きでした。

今回たまたま語呂が合うというか、オマージュして見ようと思いついて、改めて歌詞を調べてみたら思っていた歌詞とは違っていてびっくり。

でもこの時代の男性ならではというか、格好つけたいけど格好がつかない不器用な男性が、精一杯の気持ちを伝えたいけど叶わない…そんな歌詞だったんですね。

「もしもピアノが弾けたなら、あなたに素敵な方法で思いを伝えられたのに…僕にはピアノがない、あなたに聴かせる腕もないから、やっぱり伝えることはできないんだ。」

勇気を出せない男性の、ピュアで柔らかい部分を切り取っているのだなと…。

でもはね、格好良くなくても全然いいんで、タンバリンでもぶち叩いて腹踊りしながらで良いから是非思いを強く伝えてほしい!!!ちがいますか!?どうですか女性の皆さん!!

 

もしやっぱり本当に勇気が出なくて思いを伝えられないなら…

美しいダイヤモンドの指輪を一つ、結婚記念日に黙って差し出すだけで思いが伝わるのでおすすめです。

 

(おしまい)

 

 
 
 
 
 
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