リエコの手帳

趣味と暮らしの覚え書き( ◠‿◠ )

柘植の櫛

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薩摩つげの木櫛です^^

なんだか使うのが勿体なくて…。

今度京都にいったら、大きさが違う櫛も買いたいなぁと思っているうちに、こちらのお店屋さんは閉店してしまったそうです。かなしい。

つげ櫛には、「薩摩つげ」「本つげ」がございます。

この二つは何が違うのかというと、
薩摩つげは鹿児島でとれる柘植、本つげはタイ等の海外でとれる柘植との事です。

鹿児島には四季がありますから、気温が低い時期には成長がゆるやかになり、一年中暖かいタイのつげと比べてきめ細やかな素材ができるようです。

即ち、さつまつげの方が櫛としてとても丈夫、落としても簡単に折れたりしないという事ですね。

そしてもう一つの大きな違いは、価格です。

櫛のサイズによっても違いますが、薩摩つげと本つげの価格差は、0が一つ違うようなイメージです。

 

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↑本つげ櫛

とは言え、本つげの方もなかなか悪くない品質です。

こちらの櫛は購入してから十年以上が経ちますが、折れたり逸れたりする事なく使えております。

私が毎日使用しているのは、薩摩つげではく、こちらの本つげの櫛です。

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購入先はハウスオブローゼ、確か1500円程で購入したと記憶しております。

私が愛用しているタイプの櫛はもう売っていないみたいで残念ですが、持ち手がついたタイプの櫛は今も取り扱いがあるようです。

なぜ私が本つげの櫛を愛用しているのかと言うと…。

雑な性格の私がガシガシ使っても全然壊れないのです。

というか、元ある櫛がダメになったら京都で買った新しい櫛を使おう!と思って数年、永遠にダメにならないような気がしています(笑)

木櫛って基本的には、水に濡らすと反ったり膨らんだりするのでご法度なのですが、私はいつも濡れた髪をドライヤーで乾かす時に使ってしまっています。

これはかなりNGな行為で、水に濡れた木櫛をドライヤーに当てると普通は割れます。でも全然割たりもしないし、購入した時と同じように綺麗なままなんですよね。

これは何故なのかは分からないけれど、使い始める前に、椿油によーく漬け込んだことで強くなったのかなというのは一つあるのかもしれません。

こんな雑なことを薩摩つげの櫛ではできないなあと思ってしまっていて、なんだか観賞用と言うか、持っていることで満足しちゃっている感じなのですよね。

やっぱり、薩摩つげと本つげの櫛を並べてみると、質感は全然違うんですよ。

薩摩つげの方はとてもすべすべしていて重量も重く、櫛の部分もシャープなつくりをしています。

そんな感じで本つげの櫛を愛用しているのですが、先日突然見当たらなくなってしまって、どこを探しても無いもんですから最終的にはゴミ箱をチェックしたらゴミ箱の中で発見…!!!

そんな折に櫛をまじまじ見ると隙間にゴミがついていたりして、お手入れしてあげていないから拗ねてしまって身投げしたのかしらなんて思いました(笑)

そこで慌ててお手入れしまして、手元にあったアーモンドオイルに漬け込みまして、綺麗になりました^^

こちらのアーモンドオイルは私が顔に塗っているオイルでして、顔にもよし!ネイルにもよし!髪にもよし!な万能オイルです。

↓こちらに書いていたオイルです。

 

そんなつげ櫛ですが、私が持っているものはどちらも現在は入手不可ですので、楽天で良さそうなものをピックアップしてみました。

今ちょうど楽天セールですもんね。しかも明日は0が付く日です( ◠‿◠ )

 

くろちく 本つげ櫛

椿油に漬け込んでから販売してくれている本つげの櫛です。

使い始めにいきなり椿油に漬け込んで、などの工程があるとちょっと面倒な方にピッタリです。デザインもかわいい♡

 

prize JAPAN 本つげ櫛

プレーンなタイプの本つげの櫛です。

こちらも椿油を染み込ませてくれています。

私が使っている櫛と似たサイズですが、私のは1500円、こちらは5000円以上する価格の差は、一枚板から削り出されているかどうかでしょう。

私の櫛は一本ラインが入っていて、二つの板をつなぎ合わせていることがわかります。

こちらのお店では色々なサイズを販売しているので、用途に合わせて選べるのがいいですね。

 

mokuzo 本つげ櫛

こちらでは、くろちくさんの本つげ櫛に名入れをして販売しているみたいです。

贈り物にもいいですね。

自分用にしたら愛着が湧きます( ◠‿◠ )

もちろんこちらも椿油で仕上げています。

 
アトラク 薩摩つげ櫛
こちらは京都十三や工房さんの薩摩つげ櫛です。
こちらは椿油で仕上げはされていないようです。
京都の薩摩つげ櫛は油に漬け込む工程はしていないところが多いのかな、私が購入した二十三やさんもしていないっぽかったです。
でも浅草の櫛屋さんでは店頭で櫛を油に漬けていたのをみたような…?

中歯と細歯があります。

私は毛量が多く、髪が長いので中歯が良いって言われたような気がします(失念)

十三や工房さんについて、こちら中川政七商店の記事もあわせてどうぞ。

 

 こぎつね こんこん やまのなか やまのなか

くさのみ つぶして おけしょう したり

もみじのかんざし つげのくし

子供の頃に聴いた童謡、ここに出てくる「つげの櫛」に漠然とした憧れがあったものですから、京都で薩摩つげ櫛を手に入れた時は嬉しかった…そんな思い出があります。

京都で櫛を手に入れてから、毎日の髪の御手入れにプラスチックの櫛やブラシを一切使用するのを辞めまして、髪質が格段に良くなりました。

美容師さんに「あれ?トリートメント変えました?」と言われたほどで、私の場合は2ヶ月ほどで効果が出ましたよ。私の髪質は、毛量が多く、毛が細く、ブワッと広がり、湿気に弱く、すいたりするとボッサボサに見えるような髪質です。

おそらく、静電気でキューティクルがボサボサになってたところ、キューティクルが綺麗に閉じて落ち着いたのでしょう。

櫛を変えるだけで髪が変わる、これはかなりお手軽なので、髪の広がりや荒れにお悩みのみなさんにおすすめです♪

 

(おしまい)