リエコの手帳を読みにいらっしゃるほぼ全ての方が、ジュエリー沼にどっぷりか、ウッカリ片足を踏み入れてしまい恐る恐るもう片足も…
という感じなんじゃないかな〜と推測しておりますが、皆さまいかがでしょうか^^
宝石を買う理由はなんですか?
さくらももこ先生がエッセイに綴った一文が妙に記憶に残っていて、それは確か…
宝石は何の役にも立たないけれど、綺麗ってだけで価値があるんだ。
このようなニュアンスだったと思います。
宝石は、食べたり寒さを凌いだりはできないという点で何の役にも立たないのに、眺めて綺麗と思える点だけで価値が高い(値段も高い)、という非常に稀なアイテムなんですよねえ。
それを踏まえて、私が宝石を買う理由ってなんなんだろう…と、ふと考えたのです。
生活の役に立たないのに高価な宝石、買う理由って一体…?
何か物を買う際には、それなりの理由が必要である
モノを買う際に、何かしらの理由を思い浮かべてから意思決定をする、そのようにする方は結構多いのかな〜と思います。
私に至っては、10年着ているヒートテックがもうペラペラなのに、捨てて買い替えることができませんでした。
そう、買い替える理由がなかったんですね。
ペラペラでも暖かいし、そもそも10年かけてゆっくりとペラペラになったのだから不便してないのです。
ですが、先日ヒートテックの袖に穴が空いてしまい、買い替えるに相当する立派な理由ができてしまいました。
渋々UNIQLOで新しいヒートテックを買ってきましたが、新しいヒートテックはなかなか良いものです。
(ただし、穴が空いたヒートテックを捨てる理由の方は見つからなくて、家の中で着る部屋着という役割を与えてしまい、まだ着用しています…ナイショネ )
然し…然しジュエリーに至っては…
そもそも生活の役に立たないアイテムですから…
購入するに当たり、大義名分を導き出すのは非常に困難なケースの方が多いのではないでしょうか。
それなのに私は、堂々とジュエリーを買う、それも、恐れずに買うわけなのです。
ヒートテックは正当な理由がないと買う事も捨てる事も出来ないのに、
何の役にも立たないジュエリーを、大した理由なしに買っているのはどういう事なんだ…!
宝石のお買い物に大義名分は要らない
そこで表題の通りです。
宝石のお買い物に対して、そもそも理由を見つける必要がないのです。
キラキラしているものを見ると気分が上がるから買う、美しい宝石を身につけていたら力が沸きそうだから買う、そんな抽象的な動機で買ってよい、それが宝石なのです。
だって、私にとって新品のヒートテックを見て気分が上がる事はありませんし、新品のヒートテックを身につけたら力が湧きませんが替わりに静電気が湧きます。
宝石とヒートテックにはそれぐらいアイテムとしての異質さがあるのです。
何故か惹かれ、自分の物にしてしまいたくなる、それが宝石
私たちヒトは、太古の昔より宝石に惹かれ、権力の象徴や護符として大切に身につけて来ました。
本能的に綺麗な石に惹かれる、綺麗な石には力が宿っていると感じるようにDNAがデザインされているのかもしれない、そう思ってしまうほどです。
例えばアフリカのトレードビーズなんかは宝石ではなくガラスビーズですが、当時は王の証として大切にされていたようで、それこそイタリアの商人と金や象牙と交換(トレード)してまで入手したものだそうです。
それだけ、綺麗な石(石っぽいモノも含む)というのは私たちにとって、綺麗なだけで価値があると言う事なのでしょう。
ですから、今更私たちが宝石の魅力に抗う事はなかなか難しいですし、その欲求に理由をつけるのはナンセンスなのかもしれませんね。
でも理由が欲しい…!
ですよね〜やっぱりね〜理由がないとね〜!
例えば、勤続⚪︎⚪︎年の記念に、お子さんがうまれた記念に、厄年の誕生日に厄除けとして…
何か理由があれば安心して(?)お買い物ができますから、理由があるに越したことがないでしょう。
私が宝石を買う理由
私にとって宝石を買う理由は何か、それを敢えて挙げるとしたら、下記の二点かなと思っております。
一つ目は、心の栄養補給です。
そして二つ目は、外見に無頓着にならないように気をつけるキッカケとなるモノ、です。
上記の二点を解説していきます。
心の栄養補給
先程の件で、キラキラした宝石を見ると気分が上がる、吸い込まれてしまいそうな美しい宝石を身につけると力が湧いて来そうになる、これは詰まり心の栄養補給をしているんじゃないかなと思っております。
人によっては、アイドルを応援することで女性ホルモンが活発に分泌されて元気になる方もいらっしゃいますし、お酒を飲んでリラックスする事で心身が癒されて元気になる方もいらっしゃいます。
旦那様から深く愛される事でお肌はピカピカ、気分は常にルンルンな方も、この地球のどこかにはいらっしゃるでしょう。
このように、宝石でしか満たせない領域ではないのかもしれませんが、私にとっては宝石のみで満たしている部分なんだと思います。
以前はお酒で満たしていましたが、肝臓を壊してからはお酒で満たすことが出来なくなってしまいました。
私の夫は、私には全く興味がない人なので…ピカピカルンルンになりようがありません。
外見に無頓着にならないように気をつけるキッカケとなるモノ
私は非常に偏った感じの人間で、興味がないものに対して極端に無頓着になってしまうきらいがあります。
ですから、自分の見た目に全く興味がないのに、身だしなみに気を配る事は難しいのです。
ましてやもう結婚してしまっていて、身だしなみに関して異性の目を気にする必要が一切ないですし、有り難い事に(?)私の夫は、リエコという生き物が健康であれば、見た目の良し悪しは問わないというタイプの人です。
詰まり私が完全に気を抜くと…
身体中のムダ毛は永久に放置され、顔面の質感がガサガサして来ても一切対策がなされず、利便性だけを重要視して髪を短くしてしまう…
このように、ありとあらゆる外見の手入れをサボった結果、もう取り返しのつかないところまで行ってしまいそうな気がします。
ですが、宝石を身につける事で、身だしなみに気をつかう理由が生まれます。
指に指輪を着けるから、指毛と腕毛を剃ります。(すね毛は剃りません)
ピアスを着けるから、白髪染めをしたり髪型を整えたりします。
ネックレスを着けるから、首にクリームを塗って保湿します。
ブルーサファイアを身につけるなら、紺色の綺麗なワンピースを着たくなります。
ルビーを身につけるなら、真っ赤なマキシ丈ワンピースを着たくなります。
このように、私にとってジュエリーは、身につける宝石に見合うように、最低限の身だしなみを整えるモチベーションとなるものなのです。
私達のDNAに深く刻まれた、
「美しいモノに惹かれたら直ちに自分の物にしたくなる欲求」に抗うことはナンセンスでありますから、特別な理由なく宝石を求めてしまう事は極自然な状態だといえるでしょう。
だけど、どうしても大義名分がないとお買い物をする際に踏み切れない場合もあるでしょう。
こんな時は、適当な理由を編み出して構いません。
宝石を買う事で心身がポジティブな状態になるのであれば、それが立派な大義名分です。
見て心が潤い、身につけて身体が元気になる、これが宝石の素晴らしいところですから^^
クリスマスシーズンは街中もインターネットもキラキラしたものが沢山で目移りしてしまいますね。
先日は池袋で大きな宝石ショーがありましたが、お出かけになりましたでしょうか?
私はというと、もう既にたっぷりと楽しみましたので、そろそろブログの方にもまとめていこうかな〜!と思っております。
皆様にとって宝石を買う理由はなんですか?
またお聞かせください^^
(おしまい)