実は、今まで毎月実施していたファスティング、遂に体重が減らなくなり、運動を取り入れても食欲がただ増すばかりで、暫く中止する事にしました。
然も、寒い時期に実施するファスティングは風邪をひきやすい(ファスティング中は体温が落ち免疫力が下がる)ため、体重が落ちるわけでもないファスティングを実施して風邪を引くのはもう意味が全くわからないよね、という点も中止に至った理由のひとつです。
何をしても痩せられない原因
何をしても痩せられない状況を改善する為には、物理的に体重を増やす事と筋肉量を上げないといけないという事がわかりました。
今の私の身体は、身体が身を守るために、身体を省エネモードにして体重を落とさないようしている、みたいな状況に陥っているという事らしいです。
つまり身体が、飢饉が起こっている!などと判断して必死に体脂肪を溜め込もうとしているわけですから、身体に大量の栄養を投下して、飢饉が起こっているわけではないよ〜体脂肪を減らしても大丈夫だよ〜と言うことを解らせないと、これ以上痩せるのは難しいということです。
そして、ファスティング中に筋肉が分解されてしまっているので、ファスティング期間外で殆ど運動をしていない私は筋肉量がめちゃくちゃ低下しているのではないかと思われます。
その証拠なのか、少し運動をしただけで食欲が刺激されてしまい、動いた量の何倍も食べたくなってしまいます。
例えば夕食後にウォーキングをして帰ってきたら、納豆ご飯とアイスクリームを食べたくなってしまうような感じです。
でも、ウォーキングなどしなければ、納豆ご飯とアイスクリームなぞ食べたいと思わないのです。
これ、何でなのか調べてみましたら、筋肉量が少ないと筋肉の中に栄養を貯めて置けないため、運動すると食事から栄養を取りたくなっちゃうという事らしいです。
↓こっちの理由もありそう
これを回避するには運動の強度を大幅に上げるしかないのですが、今まで全然運動してこなかった人間がハードな運動を継続できることは考え難いですし、そもそも、標準体重より大幅に重い私がハードな運動をすることは、関節や筋肉にダメージを与えてしまいます。
ですので、痩せる為には基礎代謝を上げるという面で筋肉量を増やさないといけないけど、筋肉量を増やす過程で太ってしまうという矛盾が巻き起こっているような感じでした。
痩せる為には太る事を許容しないと、一生このままなのかも…みたいな一番イヤな状況です。
痩せる事は出来ないのに自由に食べる事もできない、永遠にダイエットしてるのに永遠に太っている、みたいな…。
永遠に痩せないなら、永遠に太っているならば、私はもう自由に好き勝手に食べたい、そう思います。
このように、ダイエット中なのに太らなきゃいけない・太る事を許容しなければ前に進まない、みたいな謎の状況に困惑しながら、年末年始の暴飲暴食シーズン直前でしたので、少しの期間増量してみる事にしました。
太る事が怖いと感じる
これって大幅に減量した人は分かると思うんですが、努力してダイエットした後に太るって、理由が何であっても心理的に恐怖感があります。
明日から太って良いと言われても、
イェーイ!何でも食べちゃうぜ!ヒャッハー!
とはならんのです。
それはおそらく、痩せている自分、痩せて行っている自分、痩せて行く事ができる自制心がある自分、という感じの部分にアイデンティティを見出してしまっていたりと、様々な理由があるのだと思うのですが、兎に角これに悩まされました。
でも私は、そんなことは言っていられないので太ります。
太らねば痩せる事はできないのです、気をしっかり持たなければなりません。
ここで夫に協力を求めました。
そのままで大丈夫、可愛いよ!
このままでは自分の中で太る事を前向きに許容できない、これがスムーズに行かなければ何が起こるかというと、それは摂食障害に発展してしまうという事です。
私が中高生の頃に悩んだ摂食障害、あれはマジできつかったです。
然も一度摂食障害になると中々戻ってこれず、年単位で時間をロスします。
ただ、私には一度経験したという強みがあります。
何をすれば回避できそうか考える事ができるという事です。
夫を呼び、こう言いました。
「ねえ、太ったかもしれないから、私がそのような感じの話をしたら、そのままで大丈夫可愛いよって言ってくれるかな。」
「えっ?」
「良いから、余計な事考えずに、リエちゃんはそのままで可愛いよ、っていうだけだよ。簡単な事だよ。」
「わかった。」
こうして、太っちゃったかも…と自信なさげに呟くと、
「リエチャンハ、カワイイヨ。ソノママデ、ダイジョウブ。」
と棒読みで呟く、pepper君が爆誕しました!
何でそうなるんだよwww
と思った皆様に解説します。
人間の脳というのは非常に単純に物事を捉えるきらいがあるらしく、それが棒読みであろうとなかろうと、ポジティブなワードはポジティブに、ネガティブなワードはネガティブに処理されるらしいです。
ですので、自動音声的なものであっても、ポジティブワードは気分を上げて肯定する事を助けてくれます。
少なくとも私は、pepper君の棒読みで、気持ちの不安さが有耶無耶になりました。
太ったかも…不安…みたいなのが有耶無耶になり、なんか釈然としないけど、可愛いっていってるし今日のところはそれでエエか…みたいな具合です。
こうして、不安な気持ちになりながらも、不安になる度に有耶無耶にする事で、何とか気持ちを確かに保つことに成功しました。
ピンク色のゾウの話
この、ネガティブワードは言ってはいけないって話がより深く腑に落ちた資料があるのでここに記しておこうと思います。
それは、以前インスタグラムの子育て系の発信者さんの投稿で、
子供に「泥棒になるよ!」と言ってはいけない、なぜなら脳は単純だから、それを繰り返し聞くと泥棒のことを繰り返し想像するため、本当に泥棒になってしまう、と言うものです。
それを読んだ時は、ふーん、そう言うこともあるかも知れないけれど、それって人によるんじゃん、と思ったんですよね。
それと同時期くらいに、北野武氏の言葉を紹介している動画かなんかを見たんだけど、
「北野監督の映画は暴力的な表現が多く、それを見た人々が影響を受けてしまわないか?」
と言う記者の質問に対して、
「そんなこと言うなら、世の中には愛に満ちた平和な映画が溢れているけど、一向に平和になんないじゃねえか。」
と言うもの、これを見て、やっぱり人によるよなーと思っていたのですが、ある話を聞いて、考えが変わりました。
みなさんもこれを注意深く読んでほしいのです。
どうぞ。
ピンク色のゾウを、想像しないでください
いかがでしょうか、ピンク色のゾウを想像しないで済んだ方はいらっしゃいますでしょうか?
または、一瞬だけ想像したけど、想像しないでと言われて瞬時に想像を消すことが出来た方はどのくらいいらっしゃいますでしょうか?
恐らく、想像しないでと言われて、より強くピンク色のゾウをイメージしてしまったのではないでしょうか。
このように、脳は否定形を理解できない上に、その言葉が何であれ、言葉に触れることで(言われたり読んだり思ったりなど)ありありと想像してしまうと言うことらしいです。
また、北野武氏の話で言えば、それが日常のことかどうか、と言うのもあるのかも知れません。
映画って、毎日大量の作品を見る人って少ないですよね。
然も内容に偏りがあって、毎日暴力的な映画を大量に見る人って少ないと思うんですよ。
でも、自分自身の頭の中って常に何かを発していて、
今回の話で言うと、太ったらどうしようみたいなものを物凄い回数唱えていて、それって詰まり、物凄いネガティブな事を四六時中想像しているって言うことになります。
でも、これをペッパー君が一言、
リエチャンハ、ソノママデ、ダイジョウブ。
と言うだけで、えっ、そうなのかな、まあいいか…、と有耶無耶になりやすいんです。
これは本当です。
体重は測らなかった
そうそう、不安な気持ちを煽らない為に、体重計には乗りませんでした。
身体の飢餓モードを解除する目的なので、何キロ太ったらOKと言うものではありませんし、体重を測ることに何のメリットもありません。
5kg太ろうがスイッチが解除されなければまだまだ太らなければいけないわけですので、体重計に乗る行為は不安を煽るだけで全く無意味なので体重測定を廃止しました。
体重が増えて不安が爆増してしまえば、ペッパー君の棒読みも効果がなくなるかも知れません。
↓この期間に偶然頂いた名古屋の旨いものセット!
きちんと戦略立てて太り終えた
現在は、体重増量期を終え太り終わり、新しい生活習慣を実験的に試しているところです。
増量期は色々なものを食べましたが、食傷気味になってしまい食べることもなんか辛く感じておりました。
ファストフードや味が濃いものはたまに食べるから美味しい、我慢しているから美味しく感じるんだなあと体感した感じです。
最近では、家の近くで手に入る、味が濃くて美味しいグルメは一通り試し尽くしてしまって…
そんな折に日本各地の美味しいものを頂いたりと、やっぱりみんなエスパーなのかな??
↓お米も!!
以前書いたこの記事も、まさにこの増量期の事でした。
↓この記事
この時期は、兎に角沢山歩くことを目標にしていて、自転車に殆ど乗りませんでした。
片道5kmとか平気で歩いていましたが、75kgオーバーのもんを乗せて歩くわけですから、足のダメージが大きく、一日置きに休まないと足の損傷が回復しないみたいな感じでした。
それでもこのウォーキングは今もぼちぼち続けており、コツコツやるのが良い感じに思っています。
↓カレーも沢山食べた
こうして私は、沢山食べて沢山動いて太り終えましたが、見た目ではそこまで変わってないかなーくらいの増量で着地しました。
服のサイズは変わっていないけど、ちょっと二重顎が増したかな、くらいの感じです。
今は新しい生活習慣にチャレンジしてる所なので、もう少ししたらここに記すかも知れません。
続く…かもしれない!
(おしまい)