息を吸うように加工に出した、一粒ダイヤの首飾りが仕上がって参りました。
「出番がなかったダイヤモンドの指輪から石を拝借して首飾りを仕立てて頂くゾ!」
前回の記事ではここまでの記録だったと思います。
前回の記事↓
首飾りにあしらったダイヤモンドの重量は1ct、指輪だった時は私の手には小さいな〜と思っておりましたが、首飾りにしたらピッタリなサイズで、手にした瞬間からお気に入りです^^
出番が少なかった指輪は、デザインはとても気に入っていたので可成り迷いましたが、首飾りに作り替えをして本当に良かったと思います。
ダイヤを拝借した後は、空枠の状態で保管しております^^
手作りの枠で仕立てて頂きました
今回も、一粒ダイヤのピアスの時と同じ、手作りの枠です。
こういうシンプルなジュエリーって、空枠仕立てでも手作り仕立てでも仕上がりは変わらない気がしちゃうのですが、実はそれは誤りでした。
シンプルなジュエリーほどメレダイヤやデザイン的な側面で誤魔化しが効かないですし、ダイヤモンドの輝きや着用感には可成りの差を感じます。
良く選ぶと、ダイヤモンドを輝かせてくれる上質な空枠も存在します。
こちらの記事で触れていますが、アンジェラさんのMR559と言うモデルのリング枠はダイヤモンドを輝かせてくれます。
手作り枠はハードルが高いなと感じる方は、空枠の中からダイヤモンドを輝かせるものをお選びになるのも良い選択だと思います。
アンジェラさんの一粒ダイヤネックレスの枠も光を取り入れる二段腰タイプで、費用的にもチャレンジし易い感じなので、是非ご覧になってみてください。
レビューも100件以上ついており、良い感じの空枠っぽいです^^
一粒ダイヤの首飾りはサイズ選びが難しいよねッ
一粒ダイヤの首飾りは、小さ過ぎても物足りなく、大き過ぎても野暮ったくなるので、サイズ選びが難しいアイテムだと思っております。
私は身長も体重も平均的な日本人女性のサイズよりだいぶ大きいのですが、1ctを超えるサイズだと野暮ったい感じでした。
2ctの丸いダイヤモンドを胸に当ててみると、良くない意味でマダム感が出るというか…。
でも、私よりもずっと華奢な方で2ctの一粒ダイヤの首飾りがお似合いになる方もいらっしゃるんです。
このような側面があります為、一粒ダイヤの首飾りをお求めになる時は、年齢や体型だけでお決めにならず、必ず試着してからお買い物をされた方が良いかなと思いました。
私の場合は仕上がるまで試着が出来なかったので、ぶっつけ本番的な感じです。
ハラハラドキドキソワソワしながら受け取りに行きました(笑)
受け取って直ぐに着用して、サイズ感がドンピシャだった事に感動、そして私が思っていたよりも数段輝きが良くなっており、こんなに違うものなのか!と驚きました。
この動画で色んなサイズの着画が見られるよ↓
輝きの強さにクラクラする!
今回首飾りに仕立てて頂いたのは、ソーティング上は低グレードに分類されるダイヤモンドです。
1.0ct I1 H GOOD
クラリティーはI1ですが、肉眼で気になる物は見えず、ルーペで見てもまあまあな、綺麗目なダイヤモンドです。
カットはGOOD、ウルウルとした美しい煌めきを見せる、照りと輝きが良い石だったと記憶しております。
決して派手な輝きをするダイヤモンドではありませんが、充分に楽しめるダイヤモンドという認識でした。
然し、首飾りに仕立てられたダイヤモンドの様子を観察してみると、以前よりも輝きが強くなっているように思いました。
着用するとデコルテの上にちょこんと居る感じなのですが、身体の動きに合わせてコロコロと動き、多方面から光を集め、ギランギランに輝きます。
お洋服屋さんの照明なんかで観察すると、とっても上等な首飾りという感じです。
これは、ダイヤモンドの元々のポテンシャルが高かったというのもありますが、枠の造りが上質だからというのが非常に大きい要素なのだと思います。
写真を良く観察して頂くと解るのですが、一般的な一粒ダイヤの首飾りの枠より、沢山の光を取り入れる造りになっております。
石枠の内側も磨いてくださっているので、鏡のように光をダイヤモンドまで届けてくれるそうです。
輝きについては、動画でじっくりご覧下さい。
着用した感じも快適!
光を多く取り入れる為か、一般的な空枠仕立ての石枠よりも、少し高さがあるように思いました。
枠に高さがあると、コロコロと転がって皮脂が付いてダイヤモンドが曇るのでは?と思っておりましたが、そこまで盛大に転がる事はありませんでした。
然し、控えめにコロッとするので、動きに合わせて光を集めて強く光るんです。
私は鎖骨の真ん中にダイヤモンドが来るように着用しているのですが、着用した感じも着け心地が良いです。
バチカンタイプのネックレスを鎖骨の真ん中にモチーフが来るように着用すると、何だかチェーンが短いような感じがして首が苦しいのですが、両吊りだと苦しくありません。
短めにつけるダイヤモンドネックレスが欲しかったので、とても嬉しいです^^
首飾りが壊れない為の工夫
このブログではちょこちょこ書いているのですが、首飾りって何だかんだで失くしやすいアイテムだと思っております。
失くし方としては、チェーンが切れて失くすパターンと、小さなパーツが壊れて失くすパターンがあるようです。
私が過去に首飾りを失った際は、小さなパーツ(留め具のバネ)が壊れていたようで、ぶら下げていたペンダントヘッドが無くなって、チェーンだけが首元に引っかかっておりました。
ですので今回は、なるべくそういう事が起きないように、小さなマルカンなどのパーツは全てロウ付けして開かないようにして頂きました。
そして、石枠とチェーンを接続するマルカンの部分も、壊れ難い作り方でお願いしました。
こちらの写真をご覧ください。
石枠とチェーンを繋ぐパーツであるマルカンが、こちらを向いているのがわかりますか?
デザイン的な見栄えを優先する場合は、マルカンをこちらに向けず横向きにするのですが、敢えてこちらを採用しました。
それはなぜかというと、マルカンを横向きに設置した場合、チェーンが引っ張られた際の張力が強く掛かるらしく、この部分がやや弱くなるとの事です。
ハイブランドの一粒ダイヤの首飾りは、ほぼ全てが見栄えを優先した方を採用していますが、吊り下げるモチーフがそこそこ重たい首飾り(アルハンブラとか)は、マルカンが必ずこちらを向いています。
今までこの事を知らなかったので、そういう事情があるのか!と大変驚きました。
これを知る前は、マルカンは横向きにしたいと思っておりましたが、ダイヤモンドを絶対に失いたくないけど所作が上品とは言えない私は、耐久性が高い方を採用しました。
これで安心して楽しめる首飾りが完成です^^
然も、耐久性に問題がない範囲の小ぶりなマルカンを付けて頂いたので、パッと見は見栄えも悪くないと思います。
とは言え、一粒ダイヤのように重量が軽いモチーフであれば、マルカンが横向きでもダイヤモンドを失くしてしまう事はないと思います。
その証拠に、ほぼ全てのハイブランドが、両吊りのダイヤモンドネックレスは横向きにマルカンを設置しております。
横向きマルカンでも、トラブルは起きていないと言う事でしょう。
ただ私のように、過去悲しい思いをしちゃった方は、念の為に耐久性が高い方を採用して見ると、安心感が可成り違うのでお勧め致します。
チェーンの種類で雰囲気がガラッと変わる
これも凄く奥深くて、一粒ダイヤモンドの首飾りは、チェーンによって可成り印象が変わります。
今回何故これを選んだのかと申しますと、箪笥の肥やしになっていたチェーンを再利用しただけという、超適当な理由です(笑)
というのも、そもそも似合うかも良くわからなかった状態での加工でしたので、取り敢えず使わないチェーンを付けておいて、後で変えたらいいかな〜と思っていたのです。
然し仕上がってみましたら、太過ぎず細過ぎないキラキラしたチェーンが凄く良い感じで、このままにする事にしました。
チェーンが主張し過ぎないことで、ダイヤモンドの輝きや大きさが際立って感じるところが気に入っております。
元々こちらは、プラチナのコインネックレスを購入した際に付属品としてついて来たチェーンですので、そこそこの重さがあるトップを吊り下げるのに適している丈夫なチェーンだと言えそうです。
チェーンの品質的にも、安心して身につける事ができております^^
このチェーン、プラチナ850だからなのか微妙に浅黒い感じの色合いで、私の肌に乗せると変な感じだったからタンスの肥やしになっていたとも言えるのです。
ですので今回は、ロジウムメッキをかけて真っ白にして頂きました。
これで、私のパーソナルカラーにも似合うようになって、めでたしめでたし!
あの時底値でダイヤモンドを買っていた自分を褒める!
今回はチェーンを持ち込みできたので、手作り枠であってもリーズナブルで仕立てることができました。
一粒ダイヤの首飾りは、1ctのサイズがあると4Cの有無に関わらずとっても高価です。
それこそ今はラボグロウンダイヤモンドでも、1ctの首飾りは40万円以上してしまう様です。
それなのに私は、ダイヤモンドが然程高くなる前にその時の底値で綺麗なI1を買っていたので、こんなにプチプライスでこんなに上等な首飾りを手に入れることができました。
あの時の自分を褒めたい!!!
良くやった!!!
今は色甘ダイヤが買い易いみたい↓
本日は、一粒ダイヤの首飾りについてのお話でした。
シンプルで上質なダイヤモンドの首飾りは、憧れはするけど何だか後回しでしたが、超リーズナブルに手に入ってとても幸せです^^
一粒ダイヤの首飾りは、ジュエリー沼の人でなくても購入を考えていらっしゃる方は多いですよね。
お母様のお下がりなどで既に手元にダイヤモンドがある場合や、希望するグレードのダイヤモンドはお店で見かけない場合など、この記事がヒントになると嬉しいです。
皆さんが、素敵なダイヤモンドの首飾りに出会えますように…( ◠‿◠ )
(おしまい)