白蛇の指輪が、躍動感あふれる姿に進化して帰ってきました！
長らく箪笥の肥やしだった蛇のプラチナリングを、サイズ直し&プチ改造して頂いたあれですね＾＾
白蛇を入手した際のエピソード↓
先日の記事↓
今回の加工は、祖母のピンキーリングだったものを私の人差し指リングにするという超大幅なサイズupです。
どれだけ大幅なサイズ直しかというと、10.5号を19号にして頂いた感じです。
通常、こういった超大幅なサイズ直しは断られるか、輪っかが楕円になってしまう事を承知で受けてくださる感じなのですが、私がお願いしているところは難なく直してくださいます。※もちろん物によっては出来ないのもあると思う！
元は指に蛇がぐるぐる巻き付いているだけなデザインでしたが、人差し指リングという事で、蛇の頭や尻尾を立体感のあるデザインに改造して頂きました。
ダイヤモンドを留めた石枠を利用して、蛇の頭を浮かしながら固定されており、尻尾はストレートだった物を、クルンっと跳ねて頂きました。
写真だと立体感が伝わり辛いのですが、実物は適度に迫力があるというか、どこか作家物のリングのような良い感じなのですよ。
元のリングとは似て非なる雰囲気に仕上がっております＾＾
尻尾と体の接続部分を良く見ると、ちょんちょんっと小さく、且つシッカリとロウ付されていて、躍動感がたっぷりだけれど安心して身につける事ができます。
目にはトリートのピンクダイヤモンド、口に咥えたダイヤモンドは、オリジナルのものより一回り大きく輝きが強いものに取り替えております。
日光を浴びてファイアがバシバシ、こんなに輝きが良いルースだなんて知りませんでした。
ダイヤモンドのサイズは0.2ct、独身時代に楽天で購入したファッションリングから外したダイヤなのですが、こんなに綺麗だなんて驚きです。
通常は、ファッションリングに綺麗なダイヤモンドは入っていないですもんね。
色が淡くて判りにくいのですが、目に入れたトリートメントのピンクダイヤモンドも、別のファッションリングに添えられていたものです。
宝石箱に転がっていた使い道のなかったルースが、10年以上箪笥の肥やしにしてやっと使い道が見つかるのですから面白いです。
尚、プチ改造って書いてますが、既製品をあれこれいじるのって凄く難しい作業らしく、こういう仕事は断られる事がとても多いです。
大幅なサイズ直しだけでなく、既製品のジュエリーのパーツを曲げたり、石枠を切り取って新しい石枠を作るとかは、よっぽど上手な職人さんでなければ受けて下さいません。
それに、出来る出来ない以前に、こういう加工はリスクが高い割にお客さんから頂ける工賃は高くないので、職人さんにメリットがないと思います。
今回も難しい加工を引き受けて下さって、本当本当に本当に有難いです。
感謝！！！！
何度も地金処分に出そうとした蛇リング、だけど何故か私の元から離れなかったのは、何かご縁があったのでしょう。
龍って蛇と関係があるというか、蛇が千年経つと龍になると言われていたり、龍の原型は蛇であると言われているそうです。
詳しい方に、リエコさんは龍神様とご縁があるのでは？と言っていただいたことがあるのですが、蛇とも相性が良いのかもしれませんね。
実はずっと蛇のリングが欲しくて結構リサーチしていたのですが、これって物に出会えなくて…まさか手元にずっとあったリングが、こんなにお気に入りに化けるとは思っても見ませんでした。
この白蛇のリングは、デザインが良いだけでなく、サイズ感も凄く良くってお気に入りとなりました( ◠‿◠ )
このボリュームがいいよねえ！
私のデッカい手にも凄く映えます＾＾
しっかり考えて作った、手作りのダイヤモンドリングと並んでも遜色ないのも凄いです。
打ち合わせの段階で、
「前より大きいダイヤモンドを留めるから、蛇の顎が外れるか、牙を削るかどちらかが犠牲になります。」
との事だったので、牙を削る方でお願いしていたのですが、仕上がってみたら牙も綺麗に残っており、なんなら最初の状態よりしっかりダイヤを咥え込んでいます。
ビフォアの写真が荒くて見づらいのですが、加工前は牙がダイヤモンドにかかっていないのがお分かりでしょうか？
加工後のお品をよく見てみると、蛇の牙がダイヤを留める爪の役割をしているっぽいんですよ！！！
そして、下顎も同様に爪の役割をしていて、デザインに一切の無駄がありません！
これ、見つけた時は凄く感動しました。
本日は、やっと日の目を見た、白蛇のリングに纏わるお話でした。
このリングを話題に出してから、私の界隈で白蛇リングブームが…来ているっぽいです( ◠‿◠ )
皆さんのお手元にも、お気に入りの白蛇が来てくれます様に！
お祈りしています！！！
（おしまい）
