
廃墟のようなゴミ屋敷を相続してしまった…。
2021年に突然父を亡くし、神奈川県にある一戸建てが遺されました。
そこに住んでいた母は「もう少し綺麗で小さいマンションに住みたい。」と言い、
妹は壮絶な状態の家を見て「私は要らない。」と言いました。
遺された家は過去30年間一度も修繕をしておらず、キッチンなどの水回りの多くが壊れて使用不可であり、家中の壁紙はヤニと油汚れでベッタベタ、なぜかベランダに桜の巨木が植わっており、庭に生えている木が地中の排水管を突き破っていて、極め付けは家中に物が溢れゴミ屋敷になっていると言う状況でありました。
私も要らn…と思いましたが、
調べて行く中で不動産を相続放棄する事の難しさを知ります。
この動画が分かり易かったので良かったらどうぞ↓
すっごく簡単に言うと、母・私・妹の全員が相続放棄しても、母(家を占有している)に管理義務が残ってしまい、それは相続財産清算人に家を引き渡すまで続くのですが、この管理義務を免れる為には家庭裁判所に与納金(20万円〜100万円)を納めなければならず、その与納金は返ってこない事もある…と言うことになるそうです。
土地建物だけを相続放棄することは出来ないので完全に持ち出しになりますし、この当時母にはそんなお金も無かったのです。それどころか借金があったくらいですからね。。
然も、管理義務がある間に何かあったら、こちらが費用負担をしなければなりません。
もう既に庭の巨木が地中の排水管を突き破っている…のにその排水管はご近所さん数軒と共有している…と言う状況…。
このように、全員が手放したい様な酷い家だったとしても相続放棄するのは大変でややこしくて、お金までかかりますし、売るにしても…。
売るにしても、この惨状のまま売りに出して買い手がつくとも思えません。
だって…ゴミ屋敷ですからね…。
みなさんは本物のゴミ屋敷って見たことありますかね…?
本物のゴミ屋敷を売却に出したとして、内覧に来られても物が多すぎて入れないし、入れても不潔すぎて…。
SUUMOに一体どんな写真を載せるのよwwwww
売るにしてもゴミ屋敷は解消しなければなりませんし、解消するには素人がどうにかできる状況ではなく、業者に頼めば物量的に50万〜250万という費用がかかります。(実際に見積もりで言われた額です)
こうしてゴミ屋敷を解消しても、家の至る所が傷んでいて使用不可、壁も床もベッタベタに汚れているので、買い手がついたとして幾らで売れるの…???

無理だと分かり一人でキッチンを解体して粗大ゴミで捨てた…。
この様な状況でしたので、ならばきちんと再生してプラスにしよう!!!
と挑戦してみたのですけどね…。
相続した事を酷く後悔するくらい物凄く大変な数年間でした。。。
本当に大変だった…ここからは写真と共にダイジェストでどうぞ!!
もうなんか思い出したくなくて詳しく書きたくないww

外壁屋さんに土と煉瓦を運び出して貰ったら土嚢袋200袋になった。





ディズニーに行くんだって!
その後…!!
紆余曲折の末、なんとかかんとかやっとの思いで蘇り、借りてくださる方が現れました(大号泣)
奇跡的に、屋根も外壁も壁も天井も床も水回りもぜーんぶ綺麗にする事ができましたので、快適にお住まい頂けると思います!
費用的には矢張りめっちゃ掛かりました。。
父が遺した僅かな現金では当然足りず、私の貯金とプラスして少しローンも使い、なんとか全ての修繕を終えた感じです。
ざっと計算すると、総額650万円くらいだったと思います。
屋根外壁の塗装工事、ユニットバスなど全ての水回りを新しくして、壁・床・天井・建具を全て綺麗にして庭の木を伐採したり…こういうのを全部含めてこのくらい掛かりました。
この価格は、大家業をやっておられる方のブログなんかを見ると安い方なんじゃないかな…って感じです。
仕上がりはこちらです↓



ああ…
大変だった…
白髪も増えたし肝臓を壊したし15kg太ったけれど、素晴らしい経験になった…と捉える事にしています。
Instagramで応援してくださった皆さま、とても大きな心の支えでした。。
ありがとうございました(涙)

お家の事が全て終わって、私と夫と母でお祝いをしました。
母はゴミ屋敷を片付ける費用を負担してくれたし、夫は仕事の合間に登記に関することやリフォーム業者の対応などを頑張ってくれたので、皆本当にお疲れ様だよね!!
諦めて手放したいと何度思ったことか。。
それでも思いとどまり最後までやり切ることができたのは、私一人の力では無いと、そう強く思います。
実は、私は父と不仲だったのですが、亡くなる寸前に意向を聞いて置けたのは良かったかな…と思います。
「家なんてもう売っ払っちゃえよ、綺麗にすることができるんだったら、ヘーベルの家だから高く貸せるんじゃないか?」
それを聞いた当時は、云うは易し!!と思いましたし、ふざけんな!!と思ったのですが、確かに父が言った通り相場よりもだいぶ高く貸すことができました。
想定していた賃料より、3万円程高く貸せたんですよ、本当に。
これにて空き家相続ネタはお開きです。
めでたし、めでたし。
(おしまい)