ごく普通の、赤くて地味なガーネットの魅力に気づいてしまいました…!
「赤くて地味」ガーネットってそういう認識が一般的かと思うのですが、良いガーネットは実は地味ではないなと気づいたという事ですね。
確かに光が当たらない部分は柘榴のように黒々としているのですが、
光が当たった部分は本当に火がついたような、赤い火の粉が舞う様子を楽しむことができます。
太陽の光降り注ぐ紫外線の下で最も輝くルビーの赤とは真逆の赤、
それは、闇夜の世界にぼうっと灯る蝋燭の炎に照らされて、静かに輝くガーネットの赤なのです^^
なお、このようなデザインのネックレスとピアスはあまり着けている方を見かけないのでどうなんじゃろと思っていましたが、意外と軽快な雰囲気も持ち合わせているのでカジュアルなワンピースによく合います( ◠‿◠ )
たぶん、刺繍のチュニックとジーンズにも合いそうに感じるので、普段の装いでも思い切りエキゾチックに楽しめそうです。
このネックレス&ピアスは、シルバー925にゴールドをメッキした品、ゴールドフィルドとかヴェルメイユなどと呼ばれている技法を施しています。
(実はヴェルメイユとは地金の純度やメッキするゴールドの厚みに明確な決まりがあるそうですが失念!)
このようなシルバーにメッキをした品は、時が経つにつれて現在の外観から変化をしていきます。
どのような変化かというと、ベースのシルバーが硫化し、ゴールドが金古美色に変化し、最終的にはほとんど黒に近い色になるそうです。
地金が黒くなることで、ガーネットの赤い輝きが強調される様子が新品の頃より美しいそうで、ボヘミアンガーネットなどを愛好しておられる方は経年変化を楽しみにしている様子です^^
(経年変化の色味が気になる方は、antique garnet jewelry 等のワードで画像検索してみてください)
このように経年変化をしていきますので、このジュエリーを楽しむにあたり、その変化を楽しむ、またはメッキをかけ直して新品の外観をキープするような二通りのパターンがあると思います。
経年変化を楽しむ場合は、日焼けした肌の方か、はたまた真逆の真っ白な肌の方、パーソナルカラーで言うとイエローベース・オータムの方などがお似合いになりそうです。
私の場合はあまり似合わない感じが予想されますので、その場合はメッキをかけ直しても良いなぁと思っています。
また、このようなドロップピアスをするなら髪型はアップにすると、デザイン本来の美しさを楽しめるような気がします。
20世紀初頭、ダウントンアビーの世界のように、耳を半分以上隠すまとめ髪ならドロップピアスだけがシャランと覗いて、より一層エレガントではないでしょうか( ◠‿◠ )
最近私がよく結うのは、ヴィクトリア女王が若い頃気に入っていたという、サイドを三つ編みにして耳を隠す纏め髪です。
この肖像画だと三つ編みが長めですが、もう少しコンパクトな感じのもありました。
この髪型は見た目は複雑で素敵なのですが意外と簡単なので、いつか記事にしたいですね。
他にも、ヨーロッパのクラシカルな纏め髪は素敵なものが多いので、色々試してみたいなぁーと思っています。
ガーネットのセットを着ける時、色味と雰囲気が違うルビーのリングを着けてみましたが、違和感なく馴染みました。
写真のルビーは実物はもっと赤で、この写真ではピンク寄りに写りすぎています。
そして、このジュエリー達が楽しすぎて、ぴったりなネイルも施したほどです( ◠‿◠ )
今までも赤いガーネットは好きな宝石の一つではありましたが、美しさで言えばルビーの方が上かなあなんて思っておりました。
今ではルビーに勝るとも劣らない美しいガーネットという位置付けです^^
ルビーに比べたら比較的安価で、ガーネットを沢山散りばめられたジュエリーはお手頃ですが、水面下でじわじわと価格が上がっていると聞きます。
赤い宝石は中国の方が好むため、大粒のガーネットは既にお手頃には手に入らないみたいですね。
ガーネットの美しい赤とゴールドの組み合わせは女性の魅力を引き出してくれるジュエリーです^^
是非皆さんもお手に取ってみてください♡
(おしまい)