私がダイヤモンドについて書く際に外観という言葉を使うのですが、それには大きな意味があります。
1ctのダイヤモンド、といった表現を避けて、敢えてダイヤモンドの外観と表現しているケースです。
それは何かというと、
ダイヤモンドリングの石のサイズって、手のひらの大きさと、指の長さ&指の太さにだいぶ影響されますよ!
という意図を含んでいるんです。
しかも、
デザインがソリテールであれば、指輪のバンド部分の太さが、
デザインがヘイロー(取り巻き)であれば、メレダイヤのボリュームなど、
デザイン的な要素もめちゃくちゃ影響してきます。
ですので、
大粒ダイヤモンド欲しいッ!=1ct
という公式を当て嵌めるのは、正解とならない事が多いのです。
盲目的にそのように思い込んで買い物してしまうと、頑張って貯めた大事なお金をたっぷり使ったのに、様々な理由で箪笥を肥やすダイヤモンドとなってしまうかも知れないと言う事です。
実はこれ、大粒ダイヤモンドリングの買い方という記事に書きたかった、いや書くべきと判断してたのですが爆発的な文字数になっちゃってひと呼吸置く事にしました。そして書きかけのまま放置していました。
ですので、大粒ダイヤモンドリングを購入検討中の方はこのブログと併せて読んでいただくと合点して頂き易いかも知れません。
先ず、私の手のスペックを披露してみましょう。
私の手は、厚みも長さも太さも、てのひらの広さも平均より大きいと思います。
【左手】薬指14.5号(付け根から7.5cm)↓
【左手】中指17号(付け根から7.9cm)↓
【左手】てのひら(縦9.8cm)↓
皆さんご自身の手の詳しい採寸をしてみてください。
私の手より大きいですか?小さいですか?
私の手は平均よりも大きく厚みがあるので、夫の手と比べてもそもそもの骨格が違う事がわかります。
夫の手は平均的な男性のそれより小さいとの事、体感ではありますが、夫の手は平均的な日本人女性の骨格に近いように感じます。
夫の薬指は13号、私の薬指は14.5号です。
こうして比べてみると、指のサイズを気にしても余り意味がなく、全体的な骨格を観察し似合う物を手に入れる事が大切だと思いませんか?
もし私より各パーツのサイズが小さい方の場合、私が着けているリングを装着してみたら、かなり「でかっっ!!」って感じる印象になると思います。
↑同じリングをつけていますが、左はリングが仰々しい印象。
身近な良い例なのですが、
私よりリングサイズの大きい母(薬指16号)が1ctのダイヤモンドリングを着けるとなぜか大きく見えるのに、私が着けるとキュッと小さく見えるんです。(超残念)
これはね、恐らく母の指が私より短く、手のひらが私よりほんの少し小さい事に起因するんですね。
このように分析してみると、尚更、指のサイズの大小を気にしても余り意味がない事がわかりますでしょうか。
ですから、私のInstagramなどをご覧頂き、同じような感じのリング欲しい!と思われた場合、ご自身の手の詳しい採寸をされて、
私より手の各サイズが小さい方は、私が身につけている石より少し小さいものを選ばれると外観が同じようになりますよ、って感じの提案なのですね。
例)私がつけている1ctソリテールと同じ外観にしたい=0.5〜0.7ctのソリテール位でok
(※1ctと比べたら0.7はグッとリーズナブルになります。ラッキーガール!)
そして、私が身につけている石よりちょっと大きいものが欲しい場合、私と同じカラット数の石を選ばれると一回り大きく見えると思います。
参考に、石のサイズやシェイプを変えた写真を掲載します。
↓1ct・ラウンドブリリアントカット
↓0.9ct・マーキスカット
↓1.7ctラウンドブリリアントカット
この3点の指輪、同じ指に着けても見え方の印象が全く違う事がお分かりでしょうか。
(しかも同じラウンドダイヤでも、グッドカットよりエクセレントカットの方が大きく見えますみたいな話まであります)
このような塩梅で、カラット数に捉われ過ぎずに柔軟に検討される方が、リーズナブルにしっくり来るものを手に入れ易いです。
是非、ご自身の手の各サイズと照らし合わせて、お好みの外観のダイヤモンドを手に入れてくださいね〜( ◠‿◠ )
皆さんの手元に瑞々しい光をプラスするような、良いお買い物になりますように♪
(おわり)