ダウントンアビーに憧れて、ちまちまとガーネットのジュエリーを集めています。
ダウントンアビーとは、20世紀初頭のイングランド、ヨークシャーにあるカントリーハウスが舞台の時代劇です。
そこはクローリー家という貴族の一家が所有しており、クローリー家に仕える使用人達がおりました。
物語は豪華客船タイタニック号が沈没した知らせを受けるところから始まります。
この時代背景がなんとも素敵でして、ファッション、建築、ジュエリーなどのスタイルとしてアールデコのスタイルが花開いた時代と重なります。
アールデコとは、シンプルで合理的な幾何学図形をモチーフにした、直線的で記号的な表現が特徴の装飾美術であり、それまでの英仏でみられたような豪奢なスタイルとは雰囲気が大きく異なります。
こちらのブログの解説↓がわかり易いですよ。
それまでの女性の装いは、コルセットを仕込んでウエストを細く絞りあげ、スカートは大きく膨らみ、長い髪を複雑に結い上げるスタイだったのに対し、
アールデコの時代には、動き易い縦長ラインの細身のドレスが主流になり、女性が髪を切り煙草を吸う事が流行しました。
この時代ですが、女性達が身につけているジュエリーにも変化が出てきます。
それまではドレスに合わせた重く豪華な首飾りや厚みのあるブローチばかりだったのに対し、軽やかなロングネックレスや、薄い生地にも留められる小さめなブローチが登場します。
しかし、この時代であっても、祖先から受け継いだ大きく重たいティアラや首飾りを、新しいファッションに合わせて身につけており、ジュエリーに対する向き合い方の面でも大変興味深く見る事ができます。
クローリー家の長女メアリーが、細身のえんじ色のドレスにガーネットのネックレスを身につけているシーンがあるのですが、それがとても素敵で…( ◠‿◠ )
キャラクター紹介↓のアイコンが丁度そのシーンです。
ドレスも現代のパーティードレスに近いようなデザインで、あのようにガーネットのネックレスを身につけたらどんなに素敵かと、似た雰囲気のものを買い求めました。
届いたネックレスを首にかけてみると、そこに足りないものは揃いの耳飾り…そうしてひとつずつ集めています。
とは言えパーティードレスを着るような機会はないのですが、
私の場合はマキシ丈ワンピースを好んで着るため、その際にはカジュアルな感じにガーネットのネックレスを合わせています。
アールデコ風に装うなら、そこにクリスタルかパールの細身のロングネックレス(みぞおちに垂れ下がる長さの)をプラスすれば完璧で、ロングネックレスの先に何か大粒の宝石のチャームを下げれば、当時の贅沢な装いになります。
ダウントンアビーを試聴なさるのでしたら是非、第一話から段々とファッションが変化していく事にも着目してみてください。
一年一年、時が進むごとにファッションの流行が変化する様子を正確に描写しており、第一話と最終話だとだいぶ違った雰囲気になっていると思います。
それもそのはず、ダウントンアビーの脚本家であるジュリアンフェローズ自身が貴族であり、細かい描写に対してはストイックに表現されているようです
例えば同じ時代劇の海外ドラマでも、クイーンメアリーやブリジャートン家などは衣装や髪型が気になって気が散ることがあった(ブリジャートン家はキャラクター設定も含め創作だと思います)のですが、このダウントンアビーはかなり忠実に再現されていると感じます。
先日実家から持ち帰った古い宝石箱が、ガーネットのジュエリーをしまうのにうってつけでした。こういう古い道具も良いものですね^^
そろそろ暖かくなり、マキシ丈ワンピースを出してくる季節がやってきます。
マキシ丈ワンピースにはガーネットのひと揃えを…♡
暖かくなるのが楽しみです。
ダウントンアビーの映画第二弾もそろそろ公開、日本で始まったらみなくちゃ!
(おしまい)