リエコの手帳

趣味と暮らしの覚え書き( ◠‿◠ )

続・アンティークのダイヤモンドを愛でる幸福

こんな記事を書いていましたね。

本日はこちらの続編でございます。

結論から申し上げますと、

昨年末にとっておきの2ctのアンティークダイヤモンドを入手してから、更に4石のアンティークダイヤモンドを入手することになりました。

魅惑のアンティークダイヤモンド、見れば見るほど美しさの虜となり、もう普通のラウンドブリリアントカットでは満足いかない眼になってしまうという…

そうなればもう、他の宝石には目もくれず、他の宝石を購入するために用意してあった資金は全て、愛しのアンティークダイヤモンドに投資するのが私のやり方だーーー!!!!

そう判断しまして、気になるもので大粒のものを追加で2石、仕立てたいデザインに使う素材としての小振りなルースを2石、ドカンと入手することに成功しました。

本記事ではその4石について詳しく書き記してみましょう。

アンティークダイヤモンドを購入検討されている方や、現代のラウンドブリリアントではないダイヤモンドを探しておられる方へ、ヒントになれば幸いです。

ジャン!

こちらが昨年末に購入したルースのソーティングです。

並べると多幸感溢れる感じですね。

こちらの一番上が昨年記事にした2ctのダイヤモンド、こちらに詳細を載せています。

こちら↓

 

先ほどのソーティングの写真の上から二番目三番目、それがこちらのルースです。

片方は1.6ct、もう片方が1.2ctですがパッと見は同じくらいに見えますね。

どっちがどっちなのかといいますと、こんな感じです。

1.6ctの方は深さのあるオールドヨーロピアンカット

1.2ctの方は比較的薄いカットのサーキュラーブリリアントカットです。

どちらも直径は7mm超えで、ジュエリーに仕立てたらボリューミーなお品になること間違いなしです。

こちらは1.6ctのオールドヨーロピアンカット、アンダーNというベリーライトイエローのレンジに位置するグレードで、クラリティーSI2です。

肉眼で気になる内包物はナシ、輝きは典型的なオールドヨーロピアンカットとのことです。

これがもうとっても綺麗な輝きで、照りも良く、ビュンビュン光ります。

七色のファイヤもガツンと出る、美しい個体なんです。

このルースのカラーは、ゴールドの枠に入れればイエローが飛びますし、腕はホワイト・石枠はイエローにすれば柔らかなイエローダイヤモンドとして楽しめますから、どのようなリングにしようかとっても迷います。

 

こちらは1.2ctサーキュラーブリリアントカットカラーはLクラリティーはI1です。

薄型のカットではありますが、向こう側が透けることもありませんし、フィッシュアイということもありません。

こちらのルースはI1クラリティーでありながら、肉眼では全く気になるものはない輝きが物凄く良いタイプで、ビュンビュン光るし虹色のファイアもしっかり放ちますが、静止画で見るとI1の感じがよくわかると思います。

即ち、クラックがしっかりと大きく入っていますが輝きには影響していないってことなのです。

そして、この石には表面に達しているクラックがあるのですが、裏面には達していないため、ソリテールのつくりなら仕立てや普段使いには問題がないとのこと、ただしフクリン(ベゼル)やミル打ちは圧がかかるから念の為やめた方がいいかもって感じらしいです。

こんなに大きくて綺麗なダイヤモンドは爪留め一択なので、そこは問題なし!ですね。

こちらはLカラー、輝きが良いからホワイト地金に入れても問題ないし、腕はイエローゴールドにして石座はホワイトっていうクラシックな感じも良いでしょう。

こちらもどんな指輪にするかめちゃくちゃ迷います。

で、残りの2石は0.5ctサーキュラーブリリアントのルースを2石購入しました。

こちらは、2ctのオールドヨーロピアンカットのソリテールに、重ねることでスリーストーンになるドッキングリングを作りたくって、お店のオーナー様にペアになる石を紹介して頂きました。

この2石は色と輝きが近くて品質も良い塩梅で、でもちょっとサイズが違うんだけど、アンティークダイヤだからこそ少しサイズが違っても、それが尚更アンティークダイヤのスリーストーンらしくなるんじゃない?って感じでした。私もそのように思います。

アンティークのスリーストーンやファイブストーンのリングって、結構石のサイズムラがあるんですよね。

そんなこんなでアンティークダイヤモンドを入手しキャッキャウフフInstagramのストーリーで独り言を繰り広げておりましたが、

なんと同時期にアンティークダイヤモンドを入手されたというフォロワさんがいらっしゃるではないかーー!!

そのKさんが表現されてドンピシャだったのが、

「アンティークダイヤモンドはぶわんぶわん光る!」

なんて秀逸な表現なのでしょう!!!!!

そしてさらにびっくり、そのぶわんぶわん光るオールドカット、オールドマインカットのダイヤモンドを拝見させていただく機会に恵まれました。

私、オールドマインカットはまだこの目で実物を見たことがなくって、拝見させて頂き感動…うるうるぶわんぶわんぎゅらぎゅらな輝きにファイアがビュンビュン!!!

この写真の、ピンセットで恭しく摘んでるルースがオールドマインの可愛子ちゃんです!

サイズはたっぷり1ct、実は価格も私が購入した1.2ctのルースとおんなじと伺い、お互い良いお買い物だったねー!という感じです。

こんなものを見てしまったら私もオールドマインのルースがほし…いや何でもないのですが、本当に素敵なルースでした。

このルースがどんなジュエリーになるのかも、楽しみにしています。

Kさんの事ですから、きっと偏愛好きがぎゅっと詰まったリングにされるのでしょう!

アンティークダイヤモンド…

それは現在から百年以上も前に人の手でカットされたダイヤモンド…。

良質なダイヤモンドを、現代ではあり得ない贅沢なプロポーションでカットされた美しい個体に出会ってしまったなら、もう目を逸らすことはできないほどに魅了されてしまうのです。

この世に出回る美しいアンティークダイヤモンドは、どんどんアンティークダイヤ好きの手に渡り数が減って行くのと同時に、大粒のアンティークダイヤモンドはどんどんビジネスの為に現代のラウンドブリリアントカットへとリカットされているそうです。

私はそんな貴重なアンティークダイヤモンドの中から、この様な大粒を3石、そして大粒を更に輝かせる為の中粒を2石も入手出来たことに歓びと充足感を感じております。

もう暫くダイヤモンドは要らないってくらい、満たされた気持ちです。

実のところ…所有できたことで満足しちゃって、お仕立てしなくてもいっかなってくらいなんだけど…

手持ちの遊んでる空枠があるから、それに取り急ぎ留めてお外に連れ出したいなーなんて思っています( ◠‿◠ )

 

(おしまい)